宇宙兄弟 名言 ⑨
今回の名言は、コミックス5巻のムッタの回想シーンで、シャロンがムッタに言ったセリフです。
「迷った時はね 「どっちが正しいか」なんて考えちゃだめよ 日が暮れちゃうわ 「どっちが楽しいか」で決めなさい」
というセリフなのですが、私が何度このセリフに救われたことか。
何度このセリフを思い出して決断したことか。
私は色々と、考え込んでしまう性格で、ちょっとしたことでも引きずって悩んで考え込んでしまうので、それこそ迷った時は日が暮れちゃいます。それか寝ちゃいます(笑)
考えて考えて、考え抜いても結局どっちを選べばいいのか分からないこと・状況って多々あると思います。
そんな中で、どうしようか迷った時はどっちが楽しいかで決めれば良いんです。
そうすると、物事は割といい方向に転がるもんですよ。
といっても、楽しいと楽は違うので、楽さえできればとか、こっちの方が楽とかそういうんじゃなくて。
こっちの道を選んだらこうなるかもと思ってわくわくしたり、
こうしたらああなるかもなんて良い意味で、
ポジティブな想像を膨らますことが出来る道を選ぶということです。
私は就職活動の時、今の職場を結局選んだわけですが、
それも、就職活動をしている時に今働いている、
この会社の雰囲気や仲間内での仲の良さなど、
私はこの環境で働けたら楽しいだろうなと思ったし、
この業界にも興味があったからです。
で、入社してみてどうだったかというと。
実はブラック企業で、確かに社員同士の仲は良いし、雰囲気も割と良いんです。
しかし、何せ拘束時間が長いことと、給与が約束されていた値と違ったり、
休日が異常にすくなかったりとで、結局は辞めたいなと思っているんですが、
じゃあこの会社に入社して悪かったのかというと一概にもそうではないと言えるわけで。
何故かというと、このようなブラック企業が実際に存在することを身を持って体験することで知ることが出来たし、自分は今の業界にそんなに興味があるわけではないことも分かったし、なにより今自分が、とある仕事をやろうとしているのですが、そのような仕事があることも、今の職場で不満を抱き他の仕事を探そうとしなければ出会うことが出来なかったからです。
例えば就職活動の時点で今働いている会社より待遇の良い会社で働いていたら、そこで満足していたかもしれませんしね。
これは決して負け犬の遠吠えだとか強がりだとかそんなんじゃなくて。
仮に違う会社で働いたときに、今の会社よりひどいとこってなかなかないし、
本当に良い経験をさせてもらっているなと感じます。
だからやっぱり、人生の分岐点ってたくさんあると思うんですが、その度に、頭で悩むのではなく、自分の胸に聞いてみて下さい。きっと、良い答えが見つかりますよ。